妊娠中に注意すべき食品について① ~アルコール~

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妊娠中は赤ちゃんの成長のためにきちんと栄養を摂ることが大切ですが、

なかには食べるのを控える、または量を制限したほうがいい食品もあります。

妊娠中の食事について不安に感じる妊婦さんにむけて、

妊婦さんが注意するべき食品について、3回に分けてご紹介します。

まずはアルコールとその影響についてです!

妊婦はアルコールは控えるべし?

“妊婦はお酒を飲んではいけない”というのは、

CMなどでもおなじみなので知っている方も多いと思います。

では、具体的になぜダメなのか、赤ちゃんにどのような影響を与えるのでしょうか。

胎児性アルコール症候群(FAS)

妊娠中にアルコールを摂取した女性から生まれた子供に、

  • 特徴的な顔立ち(小頭症、小さな目、薄い唇など)
  • 発育の遅れ
  • 脳の障害(学習、記憶、コミュニケーション、視覚・聴覚 の障害など)

などの先天異常が見られる場合があり、これを胎児性アルコール症候群といいます。

他にもアルコールの影響で心臓、腎臓、骨、聴覚に障害が出る場合もあります。

妊娠中に飲酒しても安全なアルコールの量は分かっておらず、

アルコールは妊娠中のすべての時期で赤ちゃんに障害を与える可能性があります。

そのため、妊娠中の飲酒はその量や時期に関わらず控えるべきとされています。

料理酒は問題ないの?

では、妊娠中に料理をするときに、アルコールが含まれる料理酒・ワイン・みりんを使っても

問題ないのか不安になる方もいらっしゃると思います。

結論としては、

アルコールは約78℃で蒸発するため、加熱する過程でアルコールは飛ぶので問題ありません!

ノンアルコール飲料水は問題ないの?

「ノンアルコールなんだし、もちろんアルコール入っていないでしょ」

普通そう思いますよね…。ノン(否定)アルコールなんだし。

でも実は、日本の酒税法でお酒は「アルコール分1度(1%)以上の飲料」と定義されています。

つまり、アルコール含有量1%未満の飲料は全部「ノンアルコール飲料」になるんです!!

お酒が大好きで、ノンアルコールビールに変えて毎日飲んでいる妊婦さんの中には

これを見て不安になる方もいるかもしれません。

アルコールが微量でも入っているものはできるだけ避けたいと考える妊婦さんも多いと思います。

そんな方は、

最近では、アルコールが全く入っていないものは

「アルコール0.00%」と商品に記載している場合が多いため、

商品を見て確認することができます😊

レストランでノンアルコールドリンクを注文するときは店員さんに確認するとよいでしょう。

まとめ

以上、妊娠中に注意すべき食品について~アルコール編~でした(^▽^)/

(参考文献)

・細菌による食中毒(厚生労働省HP)

細菌による食中毒
細菌による食中毒について紹介しています。

・妊婦の方への情報提供(公益社団法人日本食品衛生協会)

妊婦の方への情報提供|公益社団法人日本食品衛生協会
日本食品衛生協会は、食品等事業者に対する食品衛生の向上や自主管理体制の確立のための食品衛生指導員活動、食品等の試験・検査業務、食品営業賠償共済の推進、各種講習会の開催、食品衛生図書等の頒布普及、消費者に対する情報提供、食品衛生にかかわる国際協力、調査研究の推進等、各種公益目的事業等を実施しています。

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