妊娠中に注意すべき食品について第3弾です!
今回は、普通に摂取する分には問題ありませんが、
過剰量をとると、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼしてしまう恐れがある食品についてまとめました。
カフェイン

カフェインの過剰摂取は流産や低体重児出産のリスクが高くなります。
妊婦のカフェインの最大摂取量は、厚生労働省は1日200㎎までを推奨しています。
(1日に摂取できる量の目安)
飲料 | 100mLあたりのカフェイン量 | 200mLカップ何杯分 |
コーヒー | 60㎎ | カップ1.5杯分 |
玉露 | 160㎎ | カップ0.5杯分 |
紅茶 | 30㎎ | カップ3杯分 |
煎茶(緑茶)・ウーロン茶 | 20㎎ | カップ5杯分 |
コーラ | 10㎎ | カップ10杯 |
栄養ドリンク | 50㎎ | カップ2杯 |
ちなみに、十六茶、麦茶、ルイボスティーなどカフェインが含まれていないお茶もあります。
ビタミンA

ビタミンAは目や皮膚の粘膜を正常に保ち、器官の成長や分化に役立つ重要な栄養素です。
一方で、妊娠初期(妊娠3ヶ月まで)に過剰に摂取しすぎると
赤ちゃんの催奇形性のリスクを高めます。
厚生労働省の示した妊婦のビタミンA(レチノール量)の必要量は2000IU(600μg )、
摂取上限量は5000IU(1500μg)です。
(ビタミンA含有量が多い食品例 レチノール量/100gあたり)
うなぎ蒲焼き | 1500μg |
レバー(豚) | 13000μg |
レバー(鶏) | 14000μg |
上限を超えていると心配になると思いますが、毎日継続して摂取してなければ問題ありません。
ビタミンのサプリメントを飲んでいる方は注意が必要です。
ヨウ素

ヨウ素は海藻などに多く含まれ、体内で甲状腺ホルモンを合成するために必要な栄養素です。
甲状腺ホルモンには、体の発育や新陳代謝を促進させるという重要な役割があり、
妊娠中は赤ちゃんの骨や脳の発育のためにも欠かせません。
一方で、ヨウ素は過剰に摂取すると胎児の甲状腺機能低下症につながることがあります。
妊婦の場合、1日あたりのヨウ素摂取推奨量が240μg、摂取上限量は2,000μg
という基準が設けられています。
(ヨウ素含有量が多い食品例 ヨウ素量/10gあたり)
昆布 | 20,000μg |
ひじき | 4500μg |
カットわかめ | 850μg |
焼き海苔 | 210μg |
まとめ
以上、妊娠中に注意すべき食品について~過剰にとると危険な食品~についてまとめました。
その日1日上限量を超えたくらいでは焦る必要はありません。
とりすぎたなと感じた場合は翌日は控えるようにするなど、
その都度調整して、ストレスない食生活をおくりましょう(^▽^)/
(参考文献)
・細菌による食中毒(厚生労働省HP)
・妊婦の方への情報提供(公益社団法人日本食品衛生協会)
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